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written by Tony

【3分で分かる】ベルギーの言語問題とは?丁寧に解説します

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◆はてな・疑問??

✔ベルギーではどんな言語が話されているの?
✔ベルギー語ってあるの?
✔ベルギーの言語問題ってどういう問題?

 

こんな悩みを解消します。

 

世界史や地理の授業などで、ベルギーという国は聞いたことがありますよね。また、チョコレートやワッフル・ビールなどでもベルギーは有名な国なんです。

 

ところで、ベルギーの公用語ってご存知でしょうか?結論から言うと「ベルギー語」という言葉は存在しません

 

その理由を知るためには、ベルギーが抱える言語問題を知る必要があります。

 

今日は、以下の内容で解説していきます。興味のある方、ぜひ最後までご覧くださいませ。

 

◆記事の内容(3分で読めます)

✔ベルギー語がない理由とは
✔ベルギーで話されている言葉とは?
✔ベルギーの言語問題とは?
  

 

◆◇◆◇記事の信頼性◆◇◆◇

当サイトの筆者TONYは、元専門学校教員です。地歴公民を専門で教えていたので、世界情勢には非常に詳しいです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

ベルギー語がない理由は?

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「ベルギー語」が存在しない理由は、ベルギーは単一言語国家ではなく様々な民族構成で成り立っている国だからです。

 

では、ベルギーでは実際どのような言語が話されているのでしょうか?

 

解説していきたいと思います。

 

ベルギーで話されている言語

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ベルギーでは地域によって、オランダ語・フランス語・ドイツ語の3つの言語が使われています。

 

では、ベルギーの3つの行政地域について解説します。

 

◆ベルギーの行政地域


①フランデレン地域(オランダ語)
②ワロン地域(フランス語、一部でドイツ語)
③ブリュッセル首都圏地域(オランダ語+フランス語)

 

①フランデレン地域

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引用元:ベルギーの地方行政区分 - Wikipedia

 

首都ブリュッセルを除いたベルギー北部を占める地域です。

 

オランダ語(フラマン語)を話す方が多く、「フラマン語共同体」となります。公用語もオランダ語です。

 

◆フラマン語共同体

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引用元:ベルギーの地方行政区分 - Wikipedia

 

以下5州で構成されています。

 

・アントウェルペン州
・ウェスト=フランデレン州
・オースト=フランデレン州
・フラームス=ブラバント州
・リンブルフ州

 

②ワロン地域

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引用元:ベルギーの地方行政区分 - Wikipedia

 

ベルギー南部を占める地域です。

 

以下の5州で構成されています。

 

・ブラバン・ワロン州
・エノー州
・リエージュ州
・リュクサンブール州
・ナミュール州

 

ほとんどの方がフランス語(ワロン語)を話しますが、リエージュ州東部の一部エリアは1918年までドイツ領だったこともあり、ドイツ語を話している方が多いです。

 

ワロン地域は、「フランス語共同体」「ドイツ語共同体」の両者が存在する形となっています。そのため、ワロン地域の公用語はフランス語ドイツ語です。

 

◆フランス語共同体

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引用元:ベルギーの地方行政区分 - Wikipedia

 

◆ドイツ語共同体

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引用元:ベルギーの地方行政区分 - Wikipedia

 

③ブリュッセル首都圏地域

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引用元:ベルギーの地方行政区分 - Wikipedia

 

ベルギーの首都「ブリュッセル」があるところです。

 

住民の80~85%がフランス系10~15%がオランダ系と、人口比で見るとフランス語話者が多いです。

 

ただ、徹底的な2か国語政策をとっており、街中の看板・標識・駅名などはオランダ語+フランス語の表記が義務付けられています。

 

また、政治的なバランスも考慮し「フラマン語共同体」「フランス語共同体」双方に自治権が与えられています。

 

ブリュッセル首都圏地域に州はなく、19の基礎自治体から構成されています。

 

ベルギーの言語まとめ

まとめると、ベルギーは3つの地域と3つの言語共同体が存在する形となります。

 

◆ベルギーの3つの地域と3つの言語共同体

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フランデレン地域は、オランダ語を話す「フラマン語共同体」のみ

ワロン地域は、「フランス語共同体」「ドイツ語共同体」

ブリュッセル首都圏地域は、「フラマン語共同体」「フランス語共同体」

 

ベルギーの言語問題とは?

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上記で解説した通り、ベルギーは地域によって異なる言語共同体が存在し、それぞれの言葉が話されています。

 

また、それぞれの人口比も違うので政治的・経済的にさまざまな摩擦が生じていました。これらの問題を解決するために歴代の政権はとても苦労してきたのです。

 

そこで、1993年に正式に連邦制に移行し、それぞれが妥協点を見出したうえでパワーバランスをうまく均衡することができたわけです。

 

ベルギーの歴史

そもそも、なぜ上記のように異なる言語共同体が存在するかというのは、ベルギーの歴史を知る必要があります。

 

ベルギーの歴史を簡単に紹介すると、以下の通りとなります。

 

◆ベルギーの歴史


1579年:ネーデルラント共和国成立
1795年:ネーデルラント共和国終焉(フランスによる侵攻のため)
第1次世界大戦時:ドイツ占領下におかれる

 

ネーデルラント共和国は、16世紀~18世紀にかけて現在のオランダとベルギー北部に存在していた国家です。公用語はオランダ語でしたので、その名残でベルギー北部はオランダ語話者が多いのです。

 

その後、フランスがネーデルラント共和国へ侵攻し、ネーデルラント共和国は幕を閉じます。その影響で、ベルギー南部はフランス語話者が多いわけです。

 

また、第1次世界大戦時にドイツに占領されていた時期もあったので、ドイツとの国境に面したエリアにはドイツ語共同体も存在するということになります。

 

上記から分かる通り、複雑な歴史背景から異なる言語共同体が存在するに至ったわけなんです。

 

ベルギーで話されている言葉:まとめ

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ベルギーで話されている言葉について解説しました。

 

歴史を紐解くと、このような複雑な言語構成が存在している理由も頷けます。

 

さまざまな困難や対立を乗り越え、今日のようなシステムが成り立っているのだと考えると、非常に感慨深いものがありますよね。

 

ちなみに、英語はほとんど問題なく通じます。ただ、それぞれの言語共同体への愛着もとても強いので、やはり「Do you speak English?」といったように英語で尋ねてもよいか最初に確認を取るのがマナーと言えますね。

 

本日は以上です。最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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